松戸市は19日、千葉県東松戸の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で、女性保育士3人が園児の頭をたたくなどの不適切な保育行為を行っていたと発表した。松戸市は同日、施設を運営する社会福祉法人「菊光会」(同市仲井町)を行政指導した。市は松戸署にも相談しており、同署は捜査しているとの報道がありました。
菊公開は不正受給についても指摘されており、保育士や菊光会の理事長、園長なども調査してきました。
コモレビナーサリー虐待の経緯
2022年9月22日コモレビナーサリーを退職した保育士が松戸市に告発
2022年10月松戸市がコモレビナーサリーに対して特別監査指導を実施
社会福祉法人「菊光会」側からコモレビナーサリーの監視カメラの映像と「不適切な保育」はなかったとされる報告書が松戸市に提出される
2022年11月まで松戸市が園児に対する虐待がないか監視した結果、女性保育士(31)、女性保育士(30)、44歳の保育士の三名が園児6名に対して虐待していることが発覚
2022年12月6日に菊光会が園児に対する虐待を認める
12月7日に松戸市が松戸署に相談
12月19日松戸市の行政指導、公表
12月20日菊光会が保護者説明会
児童に行っていた虐待内容
- 1歳~2歳児に対する計6名
- 保育士三名 30歳~44歳
- 給食中にウトウトしている1歳の男の子の園児の頭をたたく
- 2歳の男の子の頭をおもちゃでたたく
- 腕をひっぱり、おもちゃで頭をたたき、小指でほほを小突く
- トイレに5分間放置
コモレビ・ナーサリーの保育士の名前や顔画像はということで今回調査してきました。
この虐待に関わった人物は女性保育士(31)、女性保育士(30)、44歳の保育士の三名が関わっていたことがわかっています。
コモレビ・ナーサリーの職員9名中3名が関わっていたことがわかっています。
【関連記事】
コモレビ・ナーサリー保育士「顔画像やフェイスブックは?」園長は?千葉県松戸市園児虐待
コモレビナーサリー運営の菊光会とは?
社会福祉法人「菊光会」は市内で同事業所を含む小規模保育事業所2カ所、認可保育園1カ所、幼保連携型認定こども園1カ所を運営。市川市でも認可保育園1カ所を運営している。
社会福祉法人「菊光会」が松戸市内で運営する4施設で、運営費や補助金計約1200万円の不正受給があったことも判明。退職した職員分を含んだ補助金を申請するなどして、2021年度分で国と県、市の補助金などを不正に受給していた。3月に当時勤務していた保育士から通報があり、市が調べている。
【関連記事】