日本各地で相次ぐルフィ強盗団事件で、SNS(交流サイト)を通じて実行役に指示していた「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンの首都マニラにある入国管理局の収容施設で拘束されている日本人であることが27日、分かった。レムリヤ法相が共同通信に明らかにしたことが報じられました。
犯行グループに加わっているとされるもう1人の日本人も同施設で拘束中で、この人物については書類などが整い次第、日本に強制送還すると報道されており、当初ルフィ盗賊団の「ルフィ」「ミツハシ」「キム」は同一人物という報道がされていましたが関与している日本人は最低でも2人以上いることがわかりました。
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ビクタン収容所「フィリピンのマニラにある入国管理局の収容施設」
フィリピンのマニラにある「ピクタン収容所」とは一体どんなところなのか?
入国管理局の収容施設の場所や中の様子からまずは紹介していきます。
ピクタン収容所は定員800人に対して3800人を収容している超過酷と呼ばれる施設になります。
首都マニラ(Manila)のケソン市(Quezon City)に位置しており、約60年前に建てられた古い建物で定員800人の拘置所には3800人が収容されており、収容者たちは床のひび割れた屋外バスケットボール場、階段、ベッドの下、古い毛布で作られたハンモックなどで順番に睡眠をとるような過酷な環境になります。
しかし、これはお金のない一般の犯罪者の扱いになります。
一般の収容施設は足の踏み場もないほど埋め尽くされており、寝るスペースもないため、交代で寝ている様子がわかります。
2019年の11月にマニラのホテル跡地を拠点に日本へ親族を装うなどしてうその電話をかけ、少なくとも1393人から20億円をだまし取ったされている犯罪集団の日本人36人もかつて、このピクタン収容所に日本人36人が拘束されたと言われています。
ピクタン収容所の場所はマニラになります。
ビクタン収容所日本人「キムが語る」
それではピクタン収容所にかつて収容されていたという韓国人作家のキム・ユンニョンさんの話を紹介していきます。
作家 キム・ユンニョン氏:
私がビクタン収容所にいたときは、600人ぐらい収容されていて、日本人は15人ほどいました。最近でも、ビクタン収容所の中にいる人たちと連絡しています。現在も日本人は十数人ぐらいいると聞きました。
と語られており、600人に対して18人ということはおよそ3%にあたる人数になりますが、不法滞在や日本で犯罪を犯して逮捕される人物は常時でこのくらいの日本人がいることがわかります。
2019年頃に不法滞在で、4カ月ほどビクタン収容所に収容されていたというキム氏。
写真は、その週幼児に撮影したものだといいます。
この時点で収容されていてもスマホで画像を撮ったのか、デジカメでとったのかは定かではありませんが、どちらにせよ電子機器が施設内でも使えることがわかります。
キム氏によると、収容所に携帯を持ち込むのは容易なことだと発言されており、驚くことにキム氏が収容されていた当時、目撃携帯電話を使って“特殊詐欺”などをしている日本人のグループがいるというのです。
まさに今回のルフィ強盗団のオレオレ詐欺バージョンを施設に収容されているにも関わらず行っていた様子を目撃したというので紹介していきます。
作家 キム・ユンニョン氏:
収容されていた日本人の中で、携帯電話を使って “特殊詐欺”などをしているグループがいました。
ビクタン収容所と一般的な刑務所は厳しさが違います。普通の刑務所は通信を制限されています。だから何かを指示するとか、何かを買うなどは難しいですが、ビクタン収容所は、普通の社会生活と同じです。
いつでも通信は開放されており、いくらでも指示できます。外部とのお金のやりとりはいくらでもできるし、ビジネスも自由にやることができますから。
と発言されており、収容施設に収監されているにもかかわらず、ビクタン収容所は、普通の社会生活と同じです。と外の世界と何ら変わらないと発言されています。
さらに驚くことにピクタン収容施設にはVIPルームと呼ばれる個室があることもわかりました。
作家 キム・ユンニョン氏:
日本人はお金を払って、個室を使っていました。個室にはエアコンも、トイレも完備されています。
実は、重い罪を犯していて日本に帰るのが怖いから、フィリピンで嘘の犯罪をでっち上げたりします。嘘の犯罪が解決するまで、フィリピンから出られませんから。
実際、逮捕された一人は、「指示役のルフィとは会ったことはないが、普段ルフィはフィリピンにいて、日本には帰ってこないとも聞いている」と証言しています。
そして個室のVIPルームの家賃?賄賂?の金額についても調査してきましたが、交渉次第になるようですが日本円にして月10~20万円という事がわかりました。
またお金、つまり賄賂次第では女性を呼ぶこともでき、もはやお金があれば、何でもできることがわかりました。
フィリピン、マニラの収容所にいた日本人「星野ロミが語る」
マニラの入管収容所にいた日本人としてはかつて、巨大サイト「漫画村」を運営していた星野ロミさんも収容されていました。
マニラにあるCamp Bagong Diwa(キャンプ・バゴング・ディワ)内のBureau of Immigration Detection Center収容所の様子を星野ロミさんは収容所内から自身のブログで更新されていましたので紹介していきます。
ここで皆さんも不思議に思ったと思うのですが、何故収容施設にいるのにブログが更新できるの?と思いますが、フィリピンの収容施設ではまさに「地獄の沙汰も金次第」なのです。
星野ロミさんのいたマニラの収容施設では、火曜日と木曜日は誰でも面会ができ朝10時から夕方4時まで。土曜日と日曜日はファミリーデーで朝10時から夕方5時まで面会差で来たと発言されています。
ファミリーは申請すればベッドにも連れ込める(賄賂必須)というように収容施設ではお金があれば何でもできるようです。
また収容所では覚せい剤の持ち込みが多発していたため荷物チェックがかなり厳重のようですが、これも当然のことながら金次第のようです。
その時の様子を星野ロミさんはこう語っています。
この収容所では、世界でも有名なほど、賄賂が必要だ。ここでは金が全てで、金が無いと本当の意味で命も落とす
この言葉からも賄賂ですべてが解決するが賄賂がなければ生きてはいけないという過酷な場所ということです。
ビクタン収容所日本人「キムが語る」ルフィ強盗団に対する世間の声
指示役ということは、中間管理職的な立場で、
トップの首謀者は別にいるという事か?
必ずや首謀者を逮捕し、組織を壊滅してほしい。
どうしてこんな刑務所内にいる会ったこともないよくわからんやつの指示に従ってしまうやつがいるのかが不思議だ!そんな素直な性格なら社会に貢献する仕事をやってほしい!
フィリピンの収容所内では、職員に金さえ渡せば何でも出来るって、本当なのだろうか。収容所に隠れていると言うルヒィなる人物を確保するのが、難しい様な気がします。
ルフィ強盗団フィリピンマニラの収容所の報道内容
全国で相次いでいる強盗事件をめぐり、犯行グループに指示を出していたとみられる「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンに滞在していると報じられている。
共同通信によると、「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンの首都マニラにある入国管理局の収容施設で拘束されている日本人であることがわかったという。
●「漫画村」の元運営者は強制送還されている
はたして、「ルフィ」と名乗る人物の身柄は今後どうなるのか。
記憶に新しいところでいえば、大きな社会問題となった海賊版サイト「漫画村」の元運営者が、フィリピンの空港で身柄拘束された事件がある。
当時の報道によると、元運営者の男性は2019年7月、日本国大使館の要望を受けた現地の入国管理局によって拘束されて、同年9月に強制送還。日本の領空に入った航空機内で逮捕された。
外務省によると、日本とフィリピンの間に「犯罪人引渡し」などの条約締結はされていないが、「事案によっては、政府間の協議がある」という。
ちなみに、「ルフィ」といえば、漫画『ワンピース』の主人公で、「海賊王におれはなる」のセリフで有名なキャラクターだ。
今回「ルフィ」と名乗る人物は、強制送還されることになれば、海賊版サイトの元運営者と同じようなかたちで逮捕される可能性がある。
今後ルフィ強盗団の一味がフィリピンから日本に強制送還、逮捕という形になると思われますので追っていきたいと思います。
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